ジョン・ミューア・トレイル – Day 15 クマ出現
2014年9月12日 2mile to Pinchot Pass → Rae Lakes 起床 6:10
寒い。昨晩はこれまでで一番寒かった。寒くて足を伸ばせなかった。テント内は結露して凍ってる。スリーピングマットを外すとかなり濡れていた。地面の水分のせいだろう。
いつものように日なたの境目を待ち望む。まだあんなに上の方。早く降りてこい。
前日は早くキャンプを張ったおかげで体調は万全。今日はピンショットパス(3600m)を超えて一気に下り、その後レイ・レイクスまで登る。いつもと同じ、登って下っての繰り返し。
ピンショットパスまでは1時間ほどで到着。思い切って寒いうちに出発し、汗をかかないように登ったのが良かった。また、携帯する水を700mlほどに減らしたのも良かった。前半の頃とは違って水場が豊富なので必要になれば補給できる。これで残るパスは3つ。あんなに遠く感じたのにあと3つだ。
ピンショットパスからの下り、また新たな山郡が見えてくる。どこまで歩いても美しい山。北アルプスを30倍くらいに引き延ばした感覚だ。
15:30くらいにレイ・レイクスに到着。ここは全行程の中でも一番お気に入りの場所になった。すばらしい場所だ。たくさんの木が湖をしっかりと囲み、その周りには荘厳な山が連なってる。そんな中、1人だけのプライベートスペースのような場所を見つけたので、景色を独占。
横の浅瀬ではゴールデントラウトがライズを繰り返している。5 ~ 6匹がたむろしていたので、小さな枝を投げ込んでみた。食いついた。釣り道具があれば楽しいだろうなあ。
クマ出現
日暮れ直後ぐらい、テントの7~8mくらい先に真っ黒な異物が見えた。こっちに向かって動いている。クマだ ! 鹿やコヨーテと違ってすごい存在感。真っ黒だからね。
クマが出た時の対処法は決まっている。大きな目立つ音で威嚇して追い払うのだ。すぐに手元にあったコッフェル同士をぶつけて音を出した。特ににびっくりする訳でもなく、ふてぶてしくこっちを見ている。でもしつこく鳴らしていたら迷惑そうに立ち去っていった。
後でコッフェルを見るとベコベコにへこんでいた。冷静に追い払ってたつもりだけど、かなり力が入ってたみたい。まあ、これも思い出のひとつかな。
この夜はベアキャニスターをいつもより遠くに置いて寝た。
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