ジョン・ミューア・トレイル – Day 14 日課
2014年9月9日 Palisade Lakes → 2mile to Pinchot Pass 起床 7:00 気温 2℃
シュラフカバーの裏に結露あり。昨晩はよく眠れなかった。やっぱりここは落ち着ける場所ではなかった。
今日はトレイル随一の難関、マーサーパス(3682m)を超えてピンショットパスの手前まで進む。とはいえ、昨日の登りで7割位は登ってきたのであと少しだ。
マーサーパスに到着。2日がかりでやっと超える事ができた。ここが一番きつかった。さすがに嬉しかった。
マーサパスからの下り、すごく急なスイッチバックが続く。とてもとても不思議な光景だ。まるで岩が空から降ってき溜まって山になったような。子供の頃の砂遊びの山のような感じ。それに空気が乾燥してて距離感が全くつかめないからだろう、砂遊びの山を自分が小さくなって下っているような錯覚を感じる。近くだと思ってる景色が、実はものすごく遠かったりする。
ここ数日は登りに疲れる日が続いた。今日は明日に備えて少し早めにキャンプを張った。
日課
キャンプに着いてからの日課はすっかり決まってしまった。荷物を置いたらまずは、体を洗い、洗濯、水汲み。これらは寒くなってからではできないので時間との勝負。日の傾きや日なたの場所も気にしながら作業。そしてシュラフを日に当てて乾燥させ、その横にソーラーパネルを広げてバッテリーを充電。その後はテントの設営。うまく張れる時もあれば、そうでない時もある。うまく張れた時は中が広々として気持ちいい。乾燥したシュラフを中にいれ、しばし休憩。この瞬間が温かくてとても気持ちいい。
そして一番楽しみな夕食。ベアキャニスターを椅子がわりにして、今日のメニューを考える。大抵はごはんものにおかずをかけて、最後にスープを飲む。フリーズドライのごはんにはお湯をかけて15分の待ち時間がある。この間にミックスナッツを食べて、待ちきれないお腹をごまかす。そして食べる最初の一口、これがどんな高級料理よりもうまい。体中に栄養と安心感がじわっと一気に広がるのが分かる。その場所が自分の家になる瞬間。
食べ終わった後はすぐに片付け、余った水で歯磨き。その後にとても苦手な暗い・静寂がやってくる。うーん 今日も夜がきてしまう。
歩行距離:20km
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