難燃性のレクタタープ、タトンカ4TCを購入した経緯

難燃性のタープを探し、迷った末にタトンカ4TCを購入しました。ここでは購入に到るまでの経緯や、途中で迷った候補の製品を紹介します。

とりあえず開封シーン

TC素材の製品を買うのは初めてです。想像してたよりも風合いのある「生地感」があって好印象。かっこいいです。

Image from Gyazo

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縫製も強そうで頼もしいです。タープってもっとシンプルに布切れ一枚を想像してたけど、しっかりと作られた「プロダクト感」が溢れています。これは愛着が湧きそうだ!

なぜ難燃性のタープが欲しくなったか

難燃性のタープが欲しくなった理由は焚き火をより快適に楽しみたいからです。

秋から冬にかけての焚き火は寒いです。メラメラと勢いよくえている内はいいのですが、火が落ち着いていい感じの熾火になった時には背中が冷えてきます。また手元が暗いのが気になります。 火に当たっている下面は明るいのですが、上側は真っ暗です。ちょっとコーヒーやつまみを取り出すという動作がやりづらい。

そんな時、スノーピークのTAKIBIタープを取材している動画(下記)を見て「これだ」と思いました。熱の循環で暖かい空間を作り、焚き火の反射光でうっすらと自然な視界を確保 できています。こんな焚き火ができればいいなあと思いました。

条件

大きすぎない
タープは大袈裟にスペースを食うのが気に入らないのでこれまで使ってきませんでした。我が家は3人家族で2ルームテントを使っているのでそれほど必要性を感じなかったのです。こじんまりと楽しめる程度のサイズ、おそらく最長部分が4m以下くらいのものに抑えたいです。

軽い
デイキャンプでも気軽に使いたいのでできるだけ軽くしたいです。コットン100%素材の製品を見ると6~8kgくらいはザラなので明らかに重すぎました。なので今回はTC素材に限定して選びます。

安い
初めて買うタープなので失敗は前提の上。なのでブランドにはこだわらずにリーズナブルなものを選びます。予算は2万円以下で。

タトンカ4TC購入に至るまでの候補

候補1 : Soomloomレクタタープ

出典 : amazon

Soomloomは中国のメーカーらしく、安価なキャンプ用品をamazonでよく見かけます。このTCタープも¥10,000を切ってました。色が好みだし、4m * 2.9mというサイズも絶妙。ところが、さくらチェッカーでの評価点がかなり低いです。なので一応購入は控えておきました。残念。

候補2 : DODヘーキさタープ

出典 : DOD

タトンカと最後まで迷ったのがこちらです。3~4人に適した小さめのサイズ、適度な重さ、それに価格も比較的リーズナブル。耐水圧350mmというのが気になったけど、TC素材の場合は濡れると素材が膨張して雨を通さないとのことで、こんなものらしいです。迷ったけど、結局はレクタタープの展開バリエーションや所有テントアポロンとの相性に期待してタトンカを選択しました。

候補3 : サバティカル マリポサM

出典 : サバティカル

最近大人気のサバティカルのTCタープです。佇まいは良いけど、サイズ、重量、価格全ての面でわずかにオーバー。

候補4 : SPLASH FLASHタープガード

出典 : SPLASH FLASH

難燃性のタープガードを使うという選択肢もありました。タープの種類が限定されないし、重量もセーブできそうです。ただ今回は選択肢から外しました。理由は小さな子供がいるので、出来るだけ設営の手間をかけたくないこと。それに今はタープを所有していないので、後付け仕様にこだわる必要はないからです。お気に入りのタープを既に所有をしている人には良い選択肢 かもしれないです。

候補5 : タトンカタープ

出典 : amazon

ドイツのアウトドアメーカー、タトンカ。バックパックで有名だが、キャンパーにはタープが人気のようです。サイズ、重量、価格において全て条件を満たすため最終的にはこちらのタープに決定。なぜか多くのブログ記事ではコットン「65% ポリエステル35%」で紹介されているが、実は 「ポリエステル65%、コットン35%」 の割合です。ポリエステルが多めだからかとても軽いです。(難燃性能については不安が残るが、、)

1TCでも2TCでもなく、なぜ4TCなのか

タトンカのタープ1TCから4TCまで4種類のラインナップが用意されています。スペックは以下の通り。(3TCはウイングタープで好みではないので選択肢から除外。)

品名 サイズ 重量 価格 使用人数
1TC 425 * 420 2.95kg ¥27,540 4人以上
2TC 300 * 285 1.35kg ¥17,340 1 ~ 3人用
4TC 400 * 285 1.8kg ¥18,000 2 ~ 4人用

タトンカの情報を見ていると1番人気は1TCのようです。4人以上の家族やグループでのキャンプで活躍するようで汎用的に使えそうです。ただやはり我が家の用に3人家族しかも2ルームテントと合わせて区画サイトで使うには大きすぎます。

2TCも人気のようです。Web上にはたくさんのレビューが上がっています。最後まで迷いました。ただタトンカ以外のタープも含め同サイズの利用状況を調査したところ、このサイズはソロからデュオまでが最も適したサイズだと感じました。

4TCは上記の2製品に比べると、ややマイナーな製品のようです。発売時期は最も後だし、サイズも一般的な家族やソロに対しては中途半端かもしれません。ただ我が家にはこのサイズがマッチしました。区画サイトでも2ルームテントとの併用が可能だし、1~2人数が増えても十分対応できそうです。 絶妙なラインナップです。

アポロンとの相性も良さそう

我が家の2ルームテントは小川のアポロンです。タトンカのタープはアポロンとの色の相性が良いからか、インスタ等でもこの組み合わせはよく見かけます。ただこの場合は2TCとの組み合わせが多いように感じます。4TCをアポロンと合わせた時にはどんな使い心地になるのか、気になるところです。この辺は実際に買った後に試してみようと思います。

追記 : 実際に貼り具合や難燃性を試したみた記事↓

余談

情報収集する中でオーダーメイドタープのWHITE ROOM STUDIOというサービスを発見しました。 コットンタープの注文作成が可能で、色やサイズ、素材を自由に選択できるというもの。今回は重量と価格の理由で見送りましたが、スタイル重視のキャンパーにはとても魅力的だと思います。

Image from Gyazo 出典 : WHITE ROOM STUDIO

参考にしたブログ