4〜5月の低山ハイキングのウェアについて考える

夏や冬のウェアについては条件がはっきりしているので決めやすい。暑いか寒いかに振れているので、Web上に溢れる情報に参照できるものがたくさんある。

春秋の服装については難しい。1日の中でも気温が変化するし、場所や標高によって条件が大きく異なる。自分が歩く山の条件を調べた上で、自分で最適なものを探すしかない。

ここでは4〜5月に関西近郊の山をハイキングする条件で服装を考える。

こういう条件下での服装を考える

  • 4月の関西の低山
  • 標高は1000m程度
  • 年間記録によると最低気温10℃、 平均気温15℃、 最高気温は20℃

この時期は朝出かける時には寒い。日中歩いてる時には暑くて汗ばむ。頂上付近で休んでる時や帰りはまた寒くなる。

気温の寒暖差が大きいので頻繁にレイヤーを調整する必要がある。汗を残せば体がかなり冷えるだろう。そういう意味では夏よりも汗の処理に繊細になる必要がありそうだ。また一定以上に気温は下がらないので保温はそれほど重要ではないが、頂上付近で運動後の体を冷やさないために風を防ぐ必要はある。その結果以下の組み合わせを試すことにした。

  • 1.ドライレイヤー
  • 2.ベースレイヤー
  • 3.ウインドシェル

1. ドライレイヤー

汗を可能な限り体から早く離し、ベースレイヤーへと送る役割を担う役割。僕はこれまでドライレイヤーを使ったことがない。最近の流行なのかWeb上での評判がとても良いので試してみることにした。レビューを見ると「汗による体に冷えがない」といった感想が多い。今回のように暑さと寒さが混在する季節にはちょうど良さそうだ。

ファイントラックのドライレイヤーミレーのドライナミックが定番のようだが高いので除外。もっと安いもので探してみる。

藤和 TS DESIGN TS DRY
TS DESIGN は株式会社藤和のオリジナルブランド。デザイン性、機能性を高めたワーキングウェアの提供を目標としているとのこと。Webサイトもファッション性が強く、作業ウェアのメーカーとしてはかなり特徴がある。TS DRYはレビューで見る限りミレーのドライナミックと同等の性能を味わえるらしい。ただしサイズがフリーサイズのみなので、若干不安が残る。

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おたふく手袋 ボディタフネス デュアル3Dファーストレイヤー
おたふく手袋は作業用手袋を中心に商品展開している大阪のメーカー。価格は1000円台前半とかなり安い。耐久性に難ありとの評価もちょくちょく見かける。

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2. ベースレイヤー

汗の吸収、保温が役割。以前はベースレイヤーは一般的に肌着として用いられていたが、最近はベースレイヤーの下にドライレイヤーを着るのが一般的になりつつあるようだ。僕はこれまでmontbellのメリノウールをベースレイヤーとして使ってきた。ただ使用年月が長いのでもうぼろぼろ。これを機に買い換える。

下にドライレイヤーを使う場合、ベースレイヤーはできるだけタイトなものが汗の処理効率が良いらしい。でも貧相な体を浮き彫りなるのが嫌なので、ここでは少し余裕のあるものを選ぶ。

mont-bell ジオラインMW
安心・安価のモンベル製品。これまでもずっと使ってきたので、少し変化が欲しいところ。

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Patagonia キャプリーン クール トレイル
シンプルで色が好みなので普段着でも使えそう。その割に登山やトレランなど幅広く使われているっぽい。ただし耐久性や毛玉に関する不満の声もちらほら聞く。

出典:Patagonia

MILLET クータイ ウール ジップ ロングスリーブ
ドライウェアのドライナミックと組み合わせて使ってる人が多そう。お値段は他の候補に比べてちょい高め。

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3. ウインドシェル

これまでこの時期のアウターはレインウェアで済ませてきた。でもレインウェアだと嵩張って歩きづらいしどうしても蒸れてしまう。風を防げさえすれば満足なのでもっと気軽にスマートに使えるものが欲しい。調べてみると、最近のウインドシェルはUL化が進み驚くほど軽いものばかりだ。まさにこういうものが欲しかった。

Patagonia フーディニジャケット
パタゴニアの売れ筋定番商品。リップナイロンを使用しており、丈夫、ある程度の防水性、選択可、軽さなどの性能を持っている。見た目もよろしい。

出典:Patagonia

mont-bell UXライトウインドパーカー
他の候補に比べて安く性能も申し分ない。今のところ第一候補。

出典:montbell

山と道 UL Shirt
ウインドシェルをシャツにしてしまったとういう面白い商品。こちらにコンセプトが説明されている。試しに買ってみたいけど、品切れ状態。

出典:山と道

まとめ

人によって条件が大きく異なる春の低山ハイクの服装、自分の場合を今回改めて考えてみた。その結果、これまで使ったことがないドライウェアやウィンドシェルが効果的だということが分かり購入を決めた。実際に試すのが楽しみだ。