ジョン・ミューア・トレイル - Day 9 乾燥

2014年9月5日Fish Creek →Lake Thomas A Edison 起床 6:30 4℃ 朝はいつも同じ動物の声で起こされる。多分リスだと思うけど、キチキチキチ・・・みたいな声が周囲に響く。そんで そろそろ起きなきゃな〜 ともぞもぞし始める。 向かいのパーティは朝から火を焚いている。朝の白い煙や、燃える木の香り、パチパチ木が弾ける音が心地いい。こんな1日の始まり方があるのか、、 今度やってみよう。

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日課の水汲みはいつも出発直前。寒くて手がかじかむからできるだけ遅い時間帯にまわしている。2トッル汲むと15分くらいかかる。ガチガチ震えながら根気よく作業。大変だけど、満タンになった水筒には達成感を感じる。昔の人の井戸の水汲みも同じように感じてたのかな。ちなみにシエラの水は超ウマい。

今日はシルバーパス(標高3329m)を超えて、Lake Thomas A Edisonまで進む予定。

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シルバーパスを越えた辺りの景色が印象的だった。完璧なシエラ晴れの深い青に、白のものすごいコントラストの山が連なってる。湿度が低いからかな、山がやけにクッキリと目に映る。距離感も狂う。周囲には誰もいない。しばらくぼ〜っとしながらこの贅沢な景色を堪能した。

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下りの途中、森林限界を下回った辺りで見事な木があったので、ちょっと休憩。木の表面が暖かくて、毛が生えてるみたいで気持ちいい。自分の手がすごく弱々しく感じる。

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Lake Thomas Edisonに着いて驚いた。今年の大干ばつのせいで巨大な湖が干上がっている。まるでモンゴルの平原だ。本来なら対岸に小さな船で渡ることも可能だけど、水際まで1kmくらいはありそうなのでやめた。

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大干ばつの壮大な光景をながめながら今夜はここにキャンプを張ることにした。小さな羽虫が足にたかってきてうっとおしい。とりあえず焚き火をたいて追い払う。それにしても本当に簡単に火が起きる。カリフォルにはには山火事が多いけどそれも納得。

日が沈んで今日も満点の星空。寒くなって羽虫はいなくなった。

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歩行距離:18km