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TAKEU YOSHIHARA
京都のスタートアップで働くプロダクトデザイナーです。NotaInc.という会社でGyazoScrapboxを作っています。 ものづくり、旅や山が大好きです。
2014.11.16

John Muir Trail – Day 10 順応

2014年9月7日 Lake Thomas A Edison → Marry Lake
起床 6:20 気温9℃
朝起きてまず焚き火。 昨日見かけたパーティに倣った。松の葉に火をつけてあっという間に燃え始める。パチパチ音を立てて暖かい。やっぱり朝もコーヒーが欲しいなあ。これまではコーヒーなんてほとんど飲まなかったのに妙に恋しい。


今日はマリーレイクまで歩きたい。 なんとなく地図の雰囲気からいいキャンプ地が見つかりそうな気がしたから。でも21km 1000mアップはなかなかキツそう。永遠に続くとも思える登りのスイッチバック、ベアーリッジが控えているのだ。





順応


人間の体はすごい。体が環境に順応してきたようだ。
まず疲れなくなった。JMTを歩き始めた頃は45分感覚で区切ってヘトヘトになりながら休憩をとっていた。荷物の重みで肩が凝ったり腰が痛くなったり。でも、今は気がつくと2時間くらい歩いている。17kgの荷物の重さもほとんど感じなくなった。リズムよく淡々と登れる。まるで呼吸するように歩けてる感じ。

地図のマイル表記やフィート表記にも慣れた。平地と下りなら毎時3マイル、急な登りなら毎時1000フィート くらいが自分の基準。時計の高度計の表示もフィートに変えた。また地図の地形から良さげなキャンプ地がある場所を予測することもできるようになった。心地よいキャンプを張るための立地基準が自分の中にできた気がする。

行動食のとり方もコツ(?)がつかめたみたいだ。体が疲れを感じそうな時には甘いものを食べ、空腹を感じそうな時には柿ピーやビッグコーンなどを食べた。なぜかは分からないけど、これがすごく効果的に感じる。

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16:30くらいに予定のマリーレイクに到着。もう少しだけ先に進む予定だったけど、そこにキャンプを張っていたアランと名乗るハイカーに誘われてその場で歩行終了。2人の友人が後から追いつくから一緒に過ごそうとの事だ。いいよ〜。

 

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いつものようにツェルトを張って食事。落ち着いた。

体は順応してるとはいえ、元気いっぱいな訳ではない。低空だけど安定して飛行できてるって感じだ。髪の毛は獣みたいにゴワゴワ、手はシワシワ、髭もぼーぼー。毎日汗だくの運動と寒さの繰り返し。楽しいかと聞かれると楽しい訳ではない。むしろ結構キツい。まあでも楽しいからやりたいのではない。やりたかった事の結果がキツイというだけ。それが面白い。
今はツェルトの中に寝っ転がって日記を書いている。もう沈んでしまった夕日がかろうじて正面の山を照らしている。

 

3人組

外でアランとその友人2人がコーヒーを飲みながら熱く語り合っている。各地のトレイルの質や内容について議論してるみたいだけどよく聞き取れない。一体この3人は何者だろう?年齢は40代〜60代くらいのバラバラ。装備は完全なUL仕様ですごく慣れている感じ。とても自然でカッコイイ。一人はテントを使わないカウボーイキャンピングだ。

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聞いてみた。3人はFacebook上のハイキンググループのメンバー。オンラインでスルーハイクの計画を立てて遠方から集まり、歩いているところだそうだ。年齢を重ねてもこうして友人同士で集まり、思いっきり活動するのっていいな。ボブというおっちゃんが使ってるzpacksのシェルターが良さげだ。前室アリのこの構造で500gくらい。$450くらいするらしいけど。
うだうだ話している内に周囲は暗く一気に暗くなる。

 

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ボブが向こうの方で月が出たと興奮している。 見ると、満月が山の尾根からひょっこり顔を出していた。4人でしばらくぼーっと眺めてる内に全部出てきた。






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歩行距離:23km



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