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TAKEU YOSHIHARA
京都のスタートアップで働くプロダクトデザイナーです。NotaInc.という会社でGyazoScrapboxを作っています。 ものづくり、旅や山が大好きです。
2014.11.1

John Muir Trail – Day 4 落ちつかないキャンプ

2014年9月1日 Turme Meadows → Upper Lyell
起床:6:30AM 気温:5℃

今日はドノヒューパスの手前まで進む予定。その前にここ、トゥオルミーメドウの郵便局で最初の補給物資を受け取らなければならない。郵便局は売店の脇に併設されており、小さな窓口がひとつあるだけ。

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9:30くらいに郵便局がオープン。ただし受け取りは10:00からとのこと。中を覗くと「Yoshiharo」とメモされた段ボールが見える。名前が違うけど、多分あれだろう。よかった、ちゃんと届いていた。10:00になって無事物資をゲット。「Ok Here is your resupply, Enjoy !!」郵便局の兄ちゃんも元気が良くてテンションが上がってきた。 まだ4日目だけど、真新しい食べ物に頼もしさを感じる。よくぞ日本からやってきてくれた。

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ライエル川を左手に見つつひたすら上流に向かって歩く。ひたすら歩く。人はほとんど見かけなくなった。なんだか妙に疲れて休みたくなるので45分感覚で休憩をとることにして、淡々と進む。川はすごい透明度だ。大きな岩山が左右に現れては後ろに消えて行った。

途中、木陰で休憩していると、川の対岸で親子が釣りをしているのが見えた。今日も空はシエラ晴れ。さわやかな日差しの中に聞こえるのは遠くから聞こえるサーーっというわずかな風音だけ。その中にわずかに混じる親子の声がアクセントになってて心地よい。日本は今、早朝4:00くらいかな。

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急に自分の進行方向の景色がガラリと変わったことに気づいた。遠くに岩肌をむき出した巨大なピークが荘厳な面持ちで鎮座している。明日登るドノヒューパス(標高3370m)だ。いよいよ本格的な峠越えだ。

今晩のキャンプ地を決めなきゃならない。これまでの2晩はテン場でのキャンプだったが、この日からはウィルダネスでひとりぼっちのキャンプだ。ルールさえ守ればどこで夜を過ごしてもかまわない。自分でキャンプ地を決めるということに慣れてないので、ものすごく迷う。しかもこの辺りは熊の被害が多くて有名なのだ。さんざん迷って、登りにさしかかる前の平原にテントを張った。

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テントを張りつつもなんだか落ち着かない。この日は風が強く、テントもバタバタと揺れる。出て行けと言われているようだ。野生の鹿が近づいてきて、草をほおばりながらこちらを見ている。周囲には他の動物の糞も見かける。他人の家に勝手に上がってるような居心地の悪さだ。ヘトヘトに疲れた体で川に水汲みに行くと、人の足跡を見つけた。なんだか安心する自分に情けなさを感じた。

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晩ご飯には牛とじ丼を食べた。暖かい牛とじ丼は涙が出るほど旨かった。その場所に自分がいてもいいという安心感。そこがホームになった瞬間のようだった。20日間続いたキャンプ生活の中でも、この日のキャンプは印象的だった。

 

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歩行距離:14km

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